No.87 Sonora Console Model
ソノラ・コンソール・モデル 1920年頃、米国
たいへん豪華なコンソール型蓄音機です。ソノラは特徴的な家具の様式に則ったキャビネットの蓄音機を”Period Style Design”と称して、様々なデザインのモデルを発売していた。これはそのなかでも特別な一台。前面パネルと脚に施された木彫が見事。キャビネットの材質はウォールナット。トーンアームも木をくりぬいたもので、普通のSPレコードだけでなく、縦振動(パテ盤)にも対応する。
正面パネルを開いて下に差し込むとホーン開口部が現れる。グリルのデザインが美しい。モーターはスイス製のたいへん強力が3丁ゼンマイで、安定した回転を保証する。一般的なフロア型が$100以下で買えたときに$2000以上したのであるから、いかに高価だったかがわかる。ちなみに高級蓄音機の代名詞であるクレデンザが1925年に発売されたときの価格は$275であった。外形寸法:137Wx60Dx108cm
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