直径５インチの大きなろう管（コンサート・シリンダー）を演奏するために作られた蓄音機です。これは最初期のバージョン。鉄の工芸品をみるような精緻なつくりです。革のドライブベルトも両端を縫ってあるという懲りようです。モーターら大型の機械にしてはかなり静かに回ります。一般のシリンダーに比べ線速度が速いので音がクリアで強い印象があります。かなり離れても音は届くでしょう。ステレオではありませんがホーンが２本セットできます。その分サービスエリアも広げることができます。リプロデューサーはコンサート蓄音機用のmodel D、さらに予備にModel A Speakerという、最初期のものもついています。ホーン開口部の直径は約24cm、長さ約63cm。クレーンはオリジナルではありませんが、エナメル塗装および金のライニングなど全体にすばらしいコンディションです。カバーを被せた状態での本体の外形寸法：42W×30D×42Hcm。コンサート・シリンダーも付属です。
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