No.262 G&T Style No.3 gramophone
HMVがGramophone & Typewriter 社と名乗っていた頃の製品。1904年頃、英国製。
有名なトレード・マークモデルと間違えられることもあるが、次のモデルで、モーターが少し大きくなったことと、サウンドボックスがクラーク・ジョンソンからコンサートに改良されたことが大きな特徴である。モーターカバーなどの鍍金部分に剥離や錆びが見られるが110年前の製品と考えるとかなりよい状態といえる。ターンテーブルのフェルトは張り替えてあるが(古い時代のもの)、革のエルボウを含め、他はすべてオリジナルである。ホーンの素材は亜鉛、もちろんオリジナル。ボディ正面にエンジェル・マークのプラックが嵌め込まれている。サウンドボックスの状態が極めてよく、このタイプのモデルとしては例外的によい音がする。ボディのベースの寸法:26×26cm、ホーンの直径25cm、長さ40cm
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